ブログの訪問者が増えない…
- ブログ記事が読まれない…
- ブログ記事のGoogle検索順位が低い…
- ブログ記事がGoogleにインデックスされない…
もしかするとSEO対策が
必要かもしれません!
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略。
Google検索に影響を与える要素を最適化して、検索順位を上げる手法。
ブログの収益化にとって、「SEO対策」は非常に重要です。
この記事では、SEO対策の基本と具体的対策を見ていきます。
SEOの知識:Google検索の仕組み
検索順位が決まる過程には、Googleによる以下のプロセスがあります。
クロール
Googleなどの検索エンジンは、Webページをインデックスするために、そのページのコンテンツをクローラー(ロボット)で読み取ります。
クローラーは、全てのページを巡回し、インデックス(検索結果に表示)するための情報を取得します。
インデックス
GoogleがクロールしたWebページの情報をデータベース化し、解析して、大規模なデータベースに保存します。
検索結果を表示するために、このインデックスされた情報を使用します。
検索結果を表示
Googleの検索順位は、インデックスされた情報を元に独自のアルゴリズムによって決定されます。
検索結果の1ページ目(10位以内)に表示されると、サイトへの流入が激増します。
なお、順位は「モバイルファーストインデックス」、つまりモバイル向けの内容で決められます。
SEO対策のメリット
ブログ記事にSEO対策を施すと、大きなメリットがあります。
サイト訪問者が増える
SEO対策を行うと検索結果の表示順位が上がり、サイト訪問者が増えます。
例えば、Googleで検索すると上位には「広告枠」があり、その下に「オーガニック検索」の結果が表示されます。
1ページ目に10個のサイトが表示されます。
自分のブログ記事が検索結果の上位に表示されることが、サイト訪問者を増やす上でとても重要になります。
オーガニック検索は、検索結果の「広告枠」を除いた部分で、別名「自然検索」。
検索エンジンがアルゴリズムによって評価したサイトを、順番に表示します。
ブログ訪問者数が安定する
ブログ記事をリライトしSEO対策を継続すると、オーガニック検索で安定して上位表示されます。
検索からのサイト流入者数が安定することで、自分のサイトが「資産」になり得ます。
前提として、自身のサイトが読者の悩みを解決できる「良質な内容」であることが必要です。
地道な改善と継続が大事!
広告費を抑制できる
上の記事で、検索結果の「広告枠」「自然検索」の話をしました。
「広告枠」はリスティング広告と呼ばれ、Googleにお金を払い検索上位枠を得ています。
その名の通り「広告」で、だいたい月額20~50万円ほどのようです。
この点、SEO対策はコスパがいいです。
なぜなら、自身の手間と時間の投入のみで、検索上位表示が狙えるからです。
簡単ではありませんが、その攻略も楽しみと言えるでしょう。
ブログの成長は、
サイト運営の醍醐味!
SEOの難しいところ
メリットの大きいSEO対策ですが、結果を出すことは簡単ではありません。
プロの企業や強力なライバルの存在が、あるからです。
効果が出るまで時間がかかる
SEO対策を実施しても、すぐに検索順位が上がるということはありません。
<SEO対策の効果が出るまで>
- 既存運営サイト
-
3ヵ月~半年程度
- 新規ドメインのサイト
-
最低でも半年以上
*競合状況、コンテンツの質や量などによって、必要な期間は一概には言えません。
新規サイトや記事を公開すると、検索エンジンのクローラーがそれらを認識するまで一定時間を要します。
ブログ記事をリライトした場合、その効果がすぐわからないところが難点です。
焦らず、状況を確認しましょう。
狙い通りにならないことがある
SEO対策は、狙い通りの効果が出ない場合もあります。
また、「Googleのコアアップデート」で、検索アルゴリズムが変化すると、検索順位にも影響します。
「改善計画→実施→効果確認→さらなる改善」を繰り返すことが必要です。
GoogleのSEOを
うまく利用しましょう。
SEO対策の手法
具体的な対策方法は?
- 内部対策
- 外部対策
- 適正なコンテンツ制作
- ページエクスペリエンス
内部対策
SEOの内部対策とは、「Webサイトの内部要素」を整備し、検索順位の向上を図る施策です。
具体的には、主にHTMLタグの記述や内部リンク構造など、自身で行えるものを言います。
- サイト構造
- URL構造
- ページタイトル
- メタディスクリプション
- コンテンツ
- 画像
外部対策
SEOの外部対策は、主に被リンクやサイテーションを獲得するための施策です。
外部から高い評価を得ることが、目的です。
被リンク
他社のサイトで「この記事を参照してください」と自サイトへのリンクが張られていると、それは被リンクに該当します。
サイテーション
サイテーションは、他サイトからの引用・言及のことです。
SNS上で「この記事面白かった! 」と書かれた投稿があった場合、それはサイテーションに該当します。
適正なコンテンツ制作
読者に役立つ良質なコンテンツを制作し、Googleなどの検索結果の上位に表示されることで集客する施策です。
Googleの検索品質評価ガイドラインでは、「需要との一致」や「E-E-A-T」を定義しています。
Googleの、ウェブサイト評価基準の一つ。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
ページエクスペリエンス
ページエクスペリエンスとは、読者が有用かつ快適な体験を得られるようにするため、「ページ体験度」を評価する指標のこと。
読者にとって使いやすいWebページかどうかが、判断基準となります。
ブログに必要な文字数は?
ブログ記事は、何文字以上必要なのでしょうか?
ブログの文字数、
気になる…
SEOに文字数は影響しない
意外ですが、Google検索の表示順位に、ブログの文字数との関連はありません。
SEO対策で重要なのは、ブログの内容。
読者の悩みを解決できるコンテンツであれば、Googleに「有益な記事」と判断されて上位表示が可能になります。
読みやすい文字数
文字数は、直接SEO対策と関連しませんが、読者が読みやすい文字数は存在します。
例えば、記事タイトルの文字数が長すぎてGoogle検索結果の表示からはみ出てしまうと、内容が理解されにくいでしょう。
適切な文字数は、以下の通りです。
- 記事タイトル
-
30文字
- 見出し
-
20文字
- 本文全体
-
2,000~5,000文字
SEOの基本対策
SEOの基本対策を見ていきましょう。
- キーワードの選定
- 記事タイトル
- 内部リンクの最適化
- コンテンツの信頼性
- 良質な被リンクの獲得
- ページの表示スピード
- モバイルフレンドリー
ターゲットキーワードを決める
SEOの基本的な対策として、ターゲットキーワードを決めることが重要です。
ターゲットキーワードを決める際には、以下のような手順があります。
- 狙いたい検索市場を決める。
- ツールを使って「キーワード候補」をたくさん出す。
- 検索ボリュームを考慮し、選定したキーワードでコンテンツを作成する。
記事タイトルを決める
SEOにおいて、記事タイトルは非常に重要です。
ユーザーがその記事を読むかどうか判断する時に、大きく影響するためです。
記事タイトルの決め方は、以下のようなコツがあります。
- タイトルは全角30文字以内を目安にする。
- タイトルは読者側の目線に立ち、読者が使用する言葉を入れる。
- 記事を通して伝えたいポイントを明確化する。
- 記事を読んでもらいたいターゲット(ペルソナ)を絞る。
- ターゲットが検索すると思われるキーワードを考える。
内部リンクの最適化
SEOにおいて内部リンクの最適化は、非常に重要です。
以下のようなポイントがあります。
- 関連性の高いページへ設置する。
- 重要なページにリンクを集める。
- アンカーテキストを使用する。
- サイトの専門性を高める。
アンカーテキストとは、リンク先の内容をわかりやすく伝えるために記述されるテキスト。
例えば、単に「詳しくはこちら」ではなく、「Googleアナリティクスの使い方はこちら」といったように、具体的な文言を記述します。
コンテンツの信頼性を高める
コンテンツの信頼性を高めて、明示することも大切です。
なぜなら、記事の信頼性が増して、読者は納得感を得られるからです。
具体的には、以下の施策が取れます。
- サイト内にプライバシーポリシーや利用規約を掲載する。
- サイト内に問い合わせフォームや電話番号を掲載する。
- サイト内に口コミや評価を掲載する。
- サイト内に参照した公式サイトへのリンクを追加する。
追加した参照元の外部リンクが切れていると、読者の信頼も得られません。
気づいたら、即対応しましょう。
良質な被リンクを獲得する
良質な被リンクを獲得すると、サイトの評価が上がります。
被リンクのメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 検索エンジンの評価が高まる。
- ページランクが上昇する。
- アクセス数が増える。
- ブランド認知度が上がる。
ただし、被リンクは何でも良いわけではありません。
悪質なサイトからの被リンクは、逆にペナルティを受けることもあります。
ページ表示スピードを上げる
SEO対策において、ページ表示スピードは非常に重要です。
ページが表示されるまで3秒以上かかってしまうと、直帰率が高まります。
「Google Page Speed Insights」では、サーバーの応答速度は0.2秒以内が推奨されています。
ページ表示速度を改善する方法は、以下のようなものがあります
- 画像サイズの最適化
- CSSやJavaScriptの最適化
- キャッシュの有効化
モバイルフレンドリー
スマホ対応は、SEO対策において重要です。
スマホの普及により、スマホからのアクセスが増えているからです。
Googleは、スマホ対応しているWebサイトを優先的に表示しています。
具体的な手法として、レスポンシブデザインにすると有効です。
Webサイトのレイアウトをデバイスの画面サイズに合わせて自動的に調整する方法です。
Googleが公式に推奨しています。
SEO対策に欠かせないツール
SEO対策を始める前に、ツールを導入して準備しておくといいでしょう。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleが提供する無料サービス。
検索結果でのサイトの掲載順位を監視、改善するのに役立つツールです。
Googleサーチコンソールでは、以下のことが行えます。
- Google がサイトを検出してクロールできることを確認する。
- インデックス登録に関する問題を修正し、コンテンツの再登録をリクエストする。
- Google検索のトラフィックデータを表示する。
(検索結果に表示される頻度、検索クエリ、クリックスルーする頻度など。) - Google がインデックス登録やスパムなど、サイトの問題を検出しアラートを受信できる。
- ウェブサイトにリンクしているサイトを表示する。
- AMP、モバイルユーザビリティ、その他の検索機能に関する問題を解決する。
実際に使ってみると、理解できます。
以下の記事で導入方法を解説しています。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツール。
オンライン上でのユーザー行動分析のための、統合プラットフォームです。
Googleアナリティクスは、以下のような特徴があります。
- 無償で高機能なアクセス解析が行える。
- 有償でさらに大量トラフィックのサイト解析も可能。
- 細やかにKGI(Key Goal Indicator)/KPI(Key Performance Indicator)を設定でき、Webマーケティングへの投資対効果の分析をワンストップで行える。
- マルチデバイス間でのユーザーの挙動を一元的に管理可能。
まとめ:ブログのSEO対策
いかがでしたでしょうか。
ブログSEO対策の基本を見てきました。
SEO対策は奥が深くプロでも理解できていない部分もあるため、ブログ初心者はそこまで気にしなくてもいいかもしれません。
それよりも、記事数を増やして、コンテンツを充実させる方が大事です。
50記事ほど書けたらリライトし、SEO対策を行えばいいでしょう。
ともに頑張りましょう!
この記事は、以上です。