「会社員を辞めたい!」と考えている方は、フリーランスの働き方にあこがれているのではないでしょうか。
▼会社員が想像するフリーランスの一日
- 午前:スタバでパソコン作業
- 午後:ジムで汗を流しリラックス
- 夜間:外食後、ゲーム三昧
でも実際には、フリーランスもなかなか厳しい世界です。この記事では、会社員とフリーランスはどちらが良いのか?後悔する前に比較してみます。
▼50代会社員の脱サラ準備について
会社員とフリーランス、
どちらが良いの?
会社員を辞めたい!後悔する前にフリーランスとの比較
会社員とフリーランスの違いを整理します。大きく異なる点を、客観的に確認しておきましょう。
雇用の形態
- 会社員
-
会社と雇用契約を結び、就業規則に沿って仕事をします。労働時間が明確に決められているため、通常は毎朝会社に出勤し、夜まで働きます。
かなり窮屈です。
- フリーランス
-
個人が事業主ですので、就業規則も自分で決めない限りありません。すべては自己責任。労働時間は会社員よりも長い人も多いです。
これはこれで、大変です。
収入
- 会社員
-
毎月、安定した固定収入が期待できます。年齢やスキルにより、毎年給料がアップしていくのが一般的です。年2回のボーナスや、まとまった金額の退職金ももらえます。
逆に、収入は急激には増えません。
- フリーランス
-
毎月の収入は、約束されていません。収入ゼロの期間も、普通にあり得ます。逆に、努力次第で年収は青天井。年齢も関係ありません。
退職金はないため、自分で将来に向けた資産形成が必要です。
スケジュール管理
- 会社員
-
出勤日・休暇日数が決められています。体調が悪い日、気が乗らない日でも、多少であれば出社します。
これが結構つらいです。
- フリーランス
-
自分の判断で、自由に休めます。頭がさえている日はとことん働き、体調が悪い日はオフにできます。
だれにも気兼ねはいりません。
信用度
- 会社員
-
固定給があるため、社会の信用度はかなり高いです。住宅ローンも問題なく組めるでしょう。
安定した生活が送れます。
- フリーランス
-
信用度は相当低いです。実績がないと、ローンも組めません。クレカさえも作れないことがあります。
親から心配されるほど、不安定です。
▼会社員の退職に向けた準備について
会社員のメリットを後悔する前に確認
会社員を続けることは大変ですが、多くのメリットがあることも事実です。
会社員のメリットは、逆に言うとフリーランスのデメリットにもなり得ますので、確認しておきます。
▼会社員のメリット
- 公的年金が手厚く、負担は軽い
- 保険制度が手厚く、負担は軽い
- 会社の福利厚生が受けられる
- 仕事とプライベートの区分け
- 納税など事務処理は会社が代行
- 「会社の看板」を利用できる
公的年金が手厚く、負担は軽い
出典:日本年金機構※
「公的年金制度の種類と加入する制度」(※)
日本年金機構
日本の年金制度は、「2階建て構造」です。会社員のみ「2階部分」の厚生年金制度に加入できて、手厚い保障となっています。
- 1階:国民年金(会社員・フリーランスとも加入)
- 2階:厚生年金(会社員のみ加入)
<フリーランスのデメリット>
フリーランスは年金制度が手薄です。iDeCoや小規模企業共済でカバーしていく必要があります。
保険制度が手厚く、負担は軽い
保険制度も、会社員は手厚く、負担は少ないのが特徴です。保障内容を表にまとめました。
▼保障内容
会社員 | フリーランス | |
---|---|---|
健康保険 | 協会けんぽ 組合健保 | 国民健康保険 |
労災保険 | あり | なし |
雇用保険 | あり | なし |
<フリーランスのデメリット>
フリーランスは保険制度が手薄です。民間保険に加入しカバーしていく必要があります。
会社の福利厚生が受けられる
福利厚生とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬のこと。例えば、本人や家族の健康診断、育児休暇、社宅、交通費、家賃補助、宿泊施設利用などが含まれます。
企業により異なり、大企業ほど充実している傾向にあります。
仕事とプライベートの区分けが明確
会社員は、毎日の就業時間や年間休日が、就業規則で決められています。仕事と休みの時間区分がはっきりしており、メリハリがつけられます。
旅行などプライベートの予定も立てやすいでしょう。
▼休日の副業を提案しています
納税など事務処理は会社が代行
税金や保険料の算出と支払いの事務処理は、会社が代行してくれます。専門的な知識を必要とせず、事務の時間も節約できます。
<フリーランスのデメリット>
経費書類を保管し、毎年自分で確定申告が必要です。税制変更時も自分で調べて対応します。
「会社の看板」を利用できる
会社員は「会社の看板」で信用度が増し、大きな仕事が可能になります。若手社員でも、億単位の案件を任せられるケースもあります。
会社の信用で安定した受注が見込めるため、フリーランスほど営業活動に労力はかかりません。
<フリーランスのデメリット>
フリーランスは信用がないため、仕事の安定した受注はかなり難しいです。会社員よりも営業活動に力を入れる必要があります。
会社員も
いいとこありますよ
フリーランスのメリットを後悔する前に確認
フリーランスも
見てみましょう
次にフリーランスのメリットをまとめます。逆に言うと会社員のデメリットにもなり得ますので、確認しておきます。
▼フリーランスのメリット
- 努力次第で収入が青天井
- 日程は自分で決められる
- 人間関係で悩まない
- プライベートを重視できる
- 仕事でスキルアップできる
努力次第で収入が青天井
フリーランスの中には、会社員では想像できないレベルの収入を得ている方がたくさんおられます。例えば、20代の若者が年収数千万円とか。
もちろん相当な努力をされていることでしょう。「誰でも可能」ではありませんが、それでも夢があります。
<会社員のデメリット>
会社員の年間平均給与所得は、458万円(※)です。なんとも、夢がありません…
日程は自分で決められる
「今日は作業」「今日は息抜き」など、勤務日程は自分の都合で決められます。他人に気兼ねせず、直前の日程変更も自由です。
<会社員のデメリット>
就業規則に縛られた勤務が必要です。「正月休み」などの長期連休も世間と被るため、旅費も割高になります。
残業は、上司の命令に従います。
▼会社員の残業について、悩みと対処法
人間関係で悩まない
誰と関わるか、仕事のパートナーも自分で選べます。「苦手な人とは関わらない」「気の進まない会合には参加しない」など、自分で決められます。
会社員より、だいぶストレスが少ないです。
これが最大の魅力かも。
<会社員のデメリット>
職場の人間関係が、とにかく「めんどくさい!」。以下の記事にまとめました。みなさんも賛同していただけますか?
▼会社員のめんどくさい人間関係について
プライベートを重視できる
フリーランスは、行動を自分で決められます。家族と過ごす時間や、自分の趣味の時間を確保しやすいでしょう。
勤務地も限定されないため、「郊外の一軒家を安く購入」というようなライフスタイルも実現できます。
<会社員のデメリット>
会社員には、転勤や出向がつきもの。新しい環境や仕事に慣れるため、プライベートの時間を取られます。
仕事を通じてスキルアップできる
フリーランスは、自分で事業を決められます。様々な経験を通じて、スキルがどんどん身に付きます。
例えば、ライティング・動画編集・音楽編集・画像制作・マネージメント・プロデュース・プレゼン技術など。
現代では、YouTube・ブログ・SNSなど、教本替わりのメディアが多数あり、無料で学べる環境もスキルアップを後押ししてくれます。
いい時代です!
▼やる気がでない時の対処法
会社員とフリーランスはどっちが良い?後悔する前によく考えよう!
人生はいろいろ、年齢や環境によっても事情は変化していきます。会社員とフリーランスのどっちが良いか、よく考えて決めましょう。
会社員を選択する意味
会社員の利点は、安定した収入に裏付けられた「社会的信用」でしょう。
会社への不満が我慢できる範囲であれば、そのまま会社員を継続すれ方が得策です。収入アップを希望する場合、副業という手もあります。
人間関係に悩まされたり、時間に縛られたりという厄介な点もありますが、会社員は「会社に守られている」ことが捨てがたい魅力です。
- 銀行口座・証券口座の開設
- クレジットカードの作成
- 住宅ローンの借り入れ
- 生命保険の加入
- 結婚(その気があれば)
▼会社員の副業をテーマにした記事です
▼副業しても会社にバレません!
フリーランスへの転身を検討中であれば、会社員のうちに住宅ローンを組んでおきましょう。
フリーランスを選択する意味
フリーランスの利点は、自分の考えで事業活動できるところです。
嫌いな人との共同作業はありませんので、人間関係に悩むことはありません。仕事量と収入のバランスも、自分で決められます。
例えば、「今月は仕事オンリー、来月は海外旅行」という極端な働き方も可能です。全責任は自分にあるので、「計画的に考えて行動できる方」が向いてます。
全責任は自分にあり!
まとめ:会社員を辞めたい!後悔する前にフリーランスとの比較
この記事では、会社員を辞めたい方に向けて、後悔する前にフリーランスとの比較をまとめました。
会社員とフリーランスのどちらが良いか?働き方の選択は人それぞれです。
会社員としての働き方に疑問を持ち始めたら、将来フリーランスへ転身することを視野に入れ、準備しておきましょう。
まずは副業を開始し、生活資金の確保とスキル向上を図ることで、後悔を未然に防げます。
ともに挑戦しましょう!
▼会社員の副業として「ブログ」は最適
▼ブログ開設は、とても簡単です!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。